【鳶】 14画 鳥(3) 準1級
[音] | エン |
[訓] | とび |
とんび |
《意味》
【鳶尾】いちはつ
アヤメ科の多年草。火災を防ぐという俗信から、かやぶきの屋根に植えることもある。
「一八」とも書く。
植物園へようこそ!「イチハツ」
【鳶肩】えんけん
両肩が高く持ち上がってトビに似た肩。いかり肩。
【鳶飛魚躍】えんぴぎょやく
万物が自然の本性に従って自由奔放に楽しんでいることのたとえ。
また、そのような天の摂理。
また、君子の徳などが世の中を広く及ぶこと。
トビが空に飛び魚が淵に踊る意。
【鳶目兎耳】えんもくとじ
トビのように目ざとく見つけることのできる目と、ウサギのようによく聞こえる耳。
新聞記者・雑誌記者・放送などの報道関係者を言う。
「飛耳長目」「長目飛耳」
【鳶】とび
《鳶が鷹を生む》とびがたかをうむ
平凡な親からすぐれた子供がうまれることのたとえ。
「蛙の子は蛙」
【鳶口】とびぐち
棒の先にトビのくちばしに似た鉄製の鉤をつけた、物をひっかける道具。消火・木材の運搬などに使う。とび。
【鳶職】とびしょく
土木・建築工事で、足場の組み立てやくい打ちなどをする職人。仕事師。とびのもの。とび人足。とび。
もと江戸では、火消し人足をかねた。
【鳶】とんび
《鳶に油揚げを攫われる》とんびにあぶらあげをさらわれる
大事なものをふいに横取りされることのたとえ。
【紙鳶】たこ
竹などで作った骨組みに紙を張って糸をつけ、風を利用して空高くあげるもの。いかのぼり。
「凧」とも書く。「しえん」とも読む。関西では「いか・いかのぼり」とも読む。